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2009/06/12

7日、高円寺遊んだDay・2

■茶房高円寺書林さんで、本の修復のワークショップを見る■

長いので分けました。続きです。
茶房高円寺書林さんに行ったら、本の修復のワークショップが開催され、
ちてな、横で一部始終見学させていただく、という、予想外の展開になりました(笑)

でね、すっごく、面白かったです!
講師の方は、「紅綴堂」 の 「内田由紀子」さん。

池袋コミュニティ・カレッジルリユール工房にて
エコルポログラム終了、同リユール工房の講師ならびに、
一橋大学社会学科古典資料センター修復工房勤務。

座・高円寺のイベントで、本の修理をされて、その繋がりで、
高円寺書林さんで、ワークショップを開催されたそうです。
製本、豆本の作成、本の修復、修理などのご依頼
ワークショップのご要望があれば、お問合せ可能だそうですよ!

さてさて、この日、ワークショップに参加された方は、
図書館でボランティアををされてる方で、ほつれた本など
3冊お持ちになりました。
本には、「くるみ製本」という、一般的な製本構造があるそうです。

中身と表紙を別々につけているものの場合と、
糸で縫いつけてある場合など、その本の状態によって
修復の仕方が少しずつ変わるみたいです。

一冊は普通に、ボンドでつけて終了。
もう一冊は、中身と表紙、ボロボロになった背表紙とに分けて
それぞれ、修復していきました。

ボンドをつける、和紙を乗せてつける、寒冷沙をつける、クーターをつける。
糊の作り方(意外とさらさらだった)、和紙は水筆で切れること、
和紙にもいろいろな薄さ、色があること、
ワインのコルクを煮て、殺菌してから縦に半分に切って(かまぼこみたいな形)
布やすりを乗せると、変色した箇所や、はじっこなどやすりをかけやすいなど、
ちょっとした 「技」 が光ってましたー☆
あと、カッターナイフの使い方、刃の扱い方の基本を教えてもらいました。
ちてな全然知らなかったので、らっきーかも♪

しっかし、ちてな、横でずっと見てましたが、
ちゃんとそれぞれ、のりの部分とか計算して図って寸法を取るので
大変手間がかかります。また、講師の内田さんは
てきぱき、簡単そうにスムーズそうにされて
実際 「はい、やってみてください」 と渡されますが、
力の加減、抜き具合、アイロンで乾かすにも、なかなか乾かないとか、
(こうやって、糊を平らにして逃していく等)細かい部分が難しい。
実際、やってみないと、こればかりは、わからないですね。

今回参加された方が、奈良で本の出来方、作り方から教わって
これから、実際に本の修復を習うそうなのですが、
すごく、几帳面に慎重にこなされてました。上出来じゃないでしょうか。
そういう、「本の作り方、構造の基礎」 がわかってるから、
ある程度、すぐ渡されても、できたんじゃないかなと感じます。
それで3時間くらいですからね。これが、ちてなみたいな、ど不器用な、
いつも力入ってまーす! 抜きドコわかりません! みたいなのだと、
とてもとても、ぐしゃぐしゃになるとか、はみだすとか、破っちゃうとか、
倍の時間かかりそうです…(A^-^;)

こうして、息を潜めながら、ひとつひとつの細かい作業を
黙々と真剣に丁寧に繰り返しながら、綺麗にできるとふうっと息を吐き嬉しくなりつつ、
もう、とにかく、最後まで見届けたくて、一心でみいってました。
最後に、綺麗な背表紙になって完成~!
いやーよかった!! 参加者の方、お疲れ様ー!!!
思わず、拍手喝采です!(喜*)

聞いた話しでは、図書館などでも、新しい本を買う予算で手一杯で、
本を修理、修復するための時間や費用、までは、手が回らないようです。
(図書館で働いている方全員が、この修復技術を持っていればいいのに・・・
 と、ちょっと思います。。。)

また、参加者の方が習ってるところでは、
昔の歴史的な価値のある資料となる本を保存するための修復と、
今、一般的に流通している本を修復するのと、コースが分かれてしまうそうです。
きっと、昔の歴史的な本の保存修復はもっと大変で、技術がいるし、
時間もかかるし、使う機材ももっと特別なのになりそうですよね。

内田さんの話では、東京と奈良で、本の修復を習う機関があるそうです。
でも、習いたい方が習って、それですぐに仕事に出来るかというと、
難しいそうです。働くところが非常に少ないということですね。

でもどうなんでしょう。
今、毎週1冊は本が出版されて、毎日1冊は古本として流れていそうな時代。
ちてな自身、古本屋で働いてたし、小説家に憧れて、本を出したくて、
出版業界に勤めたいとも思ったことがある。

本を出すまでのことは、ある程度想像がつく。自費出版も多い。
図書館の存在は公共機関だし、なくてはならないものでわかりやすい。
読まなくなった本を巡回させる古本屋さんの存在も大きい。

でも、痛んで壊れた本を修理、修復する技術を持っている人たちがいる
ということを、全然知りませんでした。
もし、個人で技術を取得した方がそれぞれ修理などを承ったり、
今回のようなワークショップが広がれば、
「大事な本は、修復できるんだ」 と知る方がもっと増え、
必要とされる機会が増えるんじゃないかなと思います。
実際、ちてなのように知らない方、多いのでは・・・。

内田さんご自身は、自分の周りに、たくさん、
修復関係の方が多くいらっしゃる環境なので
「知らない人が多いのでは」 「始めて知った」 という、
ちてなの率直な感想に新鮮に反応くださってました。

内田さんの話では
「古くなって破れたから綺麗にする、のではなく、
  基本、現状を維持して、最低限しか手を加えない。
  将来、このままにしてたら確実に壊れ、見づらくなる、
  そういう部分を、そうならないように修復する」 のだそうです。
時を経て、紙の色が変わっても、折や皺がついてしまっても
背の部分が少々削れても、その風合いの変化は残したまま
その状態に合わせて適切な修復を施しながら大切にしていけば、
本は、長くいつまでも読める、手にとって見ることができる、ということですね。

いやー、さわっと横でみただけですが、
すごく貴重な体験でした! どうもありがとうございました!

「紅綴堂」の「内田由紀子」さん。
 ⇒ http://reliure.petit.cc/

●茶房 高円寺書林さんのブログ内で、内田さんがコラムを連載されてました!
 こちらをお読みになると、もっとぐっとわかりやすいです。
 製本、豆本に興味のある方は、こちらもどうぞ!
 (一番上が最新なので、最初から読みたい場合は、スクロールして下からご覧下さい)
 ⇒ http://kouenjishorin.jugem.jp/?cid=26


■茶房高円寺書林さんで、プチライブ・sinji chantelell(シンジ・シャントレル)さん■

さて、本の修復ワークショップが終わったのが、6時半。
参加者の方と、内田さんと、お茶飲みましょう~!と、お茶を頂く。
も、もう、喉がカラカラ・・・・(A^-^;) まったりとお茶を飲み飲みお話していたら、
突然、ギター片手に「sinji chantelell(シンジ・シャントレル)」さんという方がやってきて、
ライブの告知と、ギターで数曲演奏くださいました。目の前で、しかもスゴイ至近距離。
指の動きとか、すっごくよく見えました。ギターの生演奏をこんなマジカで聞けて嬉しい~! 
「禁じられた遊び」 をリクエストした女性のために弾いてくださり、
その場にいた一同、超短い時間でしたが、うっとりと満喫~☆
ギターの音色って、いいですね~♪ 「sinji chantelell(シンジ・シャントレル)」さんは、
七夕の夜、 「座・高円寺」 のイベントに参加されるそうです。
その他のライブイベント等、サイトをチェックなさってみてくださいね!

「sinji chantelell(シンジ・シャントレル)」さん⇒ http://www11.ocn.ne.jp/~chantele/



■急げ、猫の額さん。その前にばぶるすさん■

sinjic hantelell(シンジ・シャントレル)さんがプチライブをされて爽やかに帰り、
残った女性4人+茶房高円寺書林の原田さんで、ゆったりと話が弾む。
こういうとき、ひとり、ここから抜け出して帰るというのは、とても勇気がいる。
小心者のちてな、困る。でももう、さすがに時計が夜7時になったので、
猫の額さん、8時閉店ですから、もう行きませんと・・・。
お土産にピンバッチを買って、後ろ髪引かれながら、強行退出(A^-^;) 
トムズボックスさんのピンバッチ売ってました、可愛かったですよ~♪ 
うーん、ほんとはもっとゆっくりしたかった~!お話ももっと聞きたかったしなー。
原田さんと、内田さん、参加者の方にご挨拶をして退出。

だああああ~!!! ダッシュ。一目散。
千と千尋の神隠しの、千尋が階段から滑り落ちて
一気に壁に下るような、あんな形相で(たぶん)ダッシュ(笑;)。

途中、蜻蛉玉ばぶるすさんを通り過ぎる。
まだ、7時15分くらい・・・。半に、猫の額さんに行けばいいか
と思って、立ち寄る。店長の星野さんにお会いするの、お久しぶり!
フライヤーは、イラストバージョンをお渡しし、置いて頂けることに♪
楽しくお話してたら、はっ!? と気づくと、7時40分!!?? げっ;。汗;。
「じゃ、どおうも~♪」 笑顔で、星野さんに店先まで送って頂いてから、

どああああ~!!! ダッシュ。一目散。
やばやばやばやばーーーい!!(◎_◎;)☆
千と千尋の神隠しの、千尋が階段から滑り落ちて
一気に壁に下るような、あんな形相で(たぶん)ダッシュ>自業自得という(汗;)

つくづく、ちてなって、
「じゃあ、それでは、また、きますねー♪」
と、笑顔で綺麗に頃合を見て立ち去ることができませぬ・・・(-_-;)

猫の額さん着いたら、7時45分! 閉店15分前!(@皿@;)
もう誰もいない・・・でも、作家の木村美穂さんご本人様がいらっしゃって
「あー! ちてなさーん!」
「きっ、木村さぁーん!」
汗ふきふきご対面!
お会いするのは2007年の個展を取材させてもらって以来だから、嬉しくて大興奮~!!!

もう~お話ししたいし、落ち着いて作品も見たいし、話したいし、
作品も見たいし、木村さん話してると面白いし、喋りたいし、
あーソワソワ落ち着かない♪(笑)

でも、木村さんに、
「今回は手が痛くてカメラ持って来てないんです、取材は無しでごめんなさい」 とお伝えしたら、
「いいですよ、来て頂けるだけで嬉しいです」 と木村さん。
嬉しくて涙、でそう・・・(T_T)。 頑張ってきて、よかった。
(・・・もっと早く来れば良かったとも思ったけど、
 とりあえず、会えて嬉しい。来れてほっとする。)

このあとは、何だかお喋りに花が咲いちゃって、
店主の木村さんと3人で止まらないエンドレス♪(笑)
気がついたら、とっくに閉店時間過ぎてて、9時近かったような(大汗;)
ごっ、ごめんなさい・・・m(__)m

でも、木村美穂さんに会えてよかった~♪
「猫のがっこう」 という、今回の個展、
ほんとに、猫ちゃんたちが遊び、学び、●●してたり・・・♪
観てるだけで癒され、木村さん自身がまったりと
独特の時間軸の方なので、お話しを聞いてると、自分もまったり~♪
木村さん、いい子だ! 持って帰りたい!(違う・・・w)

猫の額さんにもイラストのフライヤーを置いてもらえるようお願いし、
フライヤーは全部はけた!よかった~♪(笑)

最後に、ちてな、偶然、ポスカブック持ってたのです。
木村さんにはまだお見せしてなかったので、ちてなのポスカ
見て頂いたんです。お好きなの、さしあげます~♪って。
そしたら、「Co・Yo・Mi (切り貼り絵)」に凄くはまってくださって、
「これもいい、あれもいい、こっちもいい、いやあ、全部いい~☆」
と、とても好評!!(T▽T*)p☆ >うっ、うれぢい!!

「自分には無い物を持ってて、すごいですね!」
と感心されましたが、

いやいや、木村美穂さんにそんなこと言われるなんて、もう、
あたしゃ、もうどうなってもいいかも~♪♪♪(頭に血が上るの図w)

「カレンダーになったらいいのに。銀行とか置いてあったらよさそう」
と言われたので、
すかさず、
「あ、カレンダーありますよ。最近作ったんです♪うふ♪」
と、お見せする。
Df024

(あの、デザフェスで作ったやつです。よくこの時持ってたなあと
 自分でも感心する! 木村さんに見てもらえて、ほんと感激!)

「いいじゃないですか~☆」 木村さんから褒められる。
もう、もう、もう、鼻血がでそうな5秒前状態 (嬉しすぎて血管切れそう・・・*)

しかも、猫の額の店主木村さんにも
「色がいい。実物より小さくしたのがよかったね。これはいいと思うよ。補色がきれいだ」
と予想外のお言葉!! 俄然、やる気がでてきました!
ちてな、もうこのカレンダーは、人にあげて終わりにしようかなと思いましたけど、
ご希望の方がいらっしゃいましたら販売します!
わああ~。ほんとにもう、元気と希望と癒しがもらえました。
大好きな作家さんに、自分の作品を見てもらえるなんてホント夢のよう!嬉しかった!

木村美穂さん、猫の額さん、どうもありがとうございました☆

木村美穂さんの個展は、17日(水)まで高円寺の猫の額さんで、開催中です。
是非、皆さん、お立ち寄りくださ~い☆ 詳しくは・・・猫の額さんへGO!

最後に、木村美穂さんが選んでくださったのは、こちら。

036

実は、これ、自分の中では「・・・無しだな」と思ってポストカードにしてなかったんです。
そしたら、秩父の西瓜堂の逸見さんが選んでくださり、急遽ポスカにし、
その後、大学生の男の子もこの作品を選んでくださいました。

ほんと、こればかりは、皆さんが何を選ぶのか予測がつかず意外で面白いです☆

この作品は、カレンダーだと、調度1月になるんですが
何と、木村美穂さん、誕生日が一月なんですって!
スゴイ偶然で嬉しい~☆ よかった、一月にして(笑)

以上、ちてなが歩くと、必ず棒に当たる、盛りだくさんの、高円寺遊んだDayでした~(^0^)/☆

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    草栁ちよ子 Chiyoko Kusayanagi
    LGG(エル・ジー・ジー/Local Gallery Group ローカル・ギャラリー・グループ)代表
    1LDO所属。





















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