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2010/01/03

DVD3本の感想文(長いよw)

ひさびさにDVDをレンタル鑑賞しました。
「崖の上のポニョ」、「嫌われ松子の一生」、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
の3本。以下、感想を(ネタばれはしてないつもりです)思いっきり、ちてなの主観です。

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●崖の上のポニョ
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思っていたより展開が速くてびっくり~!(笑*)
色鉛筆で描いたような綺麗な絵が素敵だった。
うねる追いかけてくる波が怖かった。迫力あった!
なぜ、子供が親を名前で呼び捨てにするのか疑問???
他にも、えええ~?? って、突っ込みどころ満載だけど、
もうそんなこと、どうでもいいのかもしれない。
ポニョが可愛い。ただそれだけ!(笑*)
そして、眠たくなって寝落ちするポニョが、とてつもなく可愛い~!!! 
そうそう、子供って、眠い時、こうだよね~☆ と、納得感心!!!
今まで、テーマが幅広オーケストラな感じのお腹いっぱい、
重厚ジブリ映画が多かったでしたが、
今回はいたってシンプルストレートで、わかりやすかったと思います♪

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●嫌われ松子の一生
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これは、テレビ版(内山理名、要潤、小池栄子主演)
を先に見て「面白い!!!」とはまり、
ずっと映画版(中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介主演)を見たかったのです。

ミュージカル部分あり、泉のように湧いてさ~っと流れながらも印象に残り、
メリハリが利いてて面白かった。

人って、生きてると、
「なんで?!?!」 「どうして!?!?」 ということ、ありますよねえ。
どうしても、思い通りには、ならないことも、ある。

「if論」になってしまいますけど、必ずいつも
「こっちか、そっちか」 の道があって、
意識、無意識、タイミングに関わらず、最終的には、
取捨選択しているのは、自分なのじゃないかなと思うんです。
人のせいや環境のせいばかりではないと思うんです。
自分で選んだことは、自分に返って来る。

主人公が痛すぎます。でも多かれ少なかれ、皆、持ってる部分だと思います。

「人に愛されたい(必要とされたい)と思うなら、
 他者に依存しない、甘えない、押し付けない、脅迫しない。
 まず、自分のありのままを見る。自分が一番この世で大切だと
 自身を必要とし、内面を磨く。自分を愛し、大切にする」

ということが、
どれだけ、たいへんで、どんなに、むずかしいことか。
言うは易し、行うは、難し。
いろんな意味で、身につまされる映画でした。

少ない、足りないと求めるばかりではなく、
今ある、持っている、頂いてる、もらっているものに感謝する、
という気持ち。忘れないようにしようと思います。

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●腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
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佐藤江梨子、佐津川愛美、永瀬正敏、永作博美主演の映画。
女優を志し田舎から上京して4年、全然売れず、性格が悪くて演技も下手で
才能ないのに気付いていない勘違い女の姉と、そんな姉のダーク部分を
漫画にして賞を取り100万とったが家族(親や兄、特に姉)に遺恨を残す
火種を生んだ妹。両親が亡くなった葬式で田舎に帰ってきた姉に、
じわじわといたぶられてゆく妹と、兄と兄嫁・・・というストーリー。

すごく見たかった映画だったんです。2007年公開時。
やっと借りてみたんですが。。。違う意味で「面白かった」。

家族って、切っても切れない存在です。
親は死んでも親で、子は死ぬまで子供です。
そして、兄弟姉妹というのは、何歳になっても「ライバル」だと思います。
とってもとってもとっても大事で大切ですが、
縛られる必要は、まったく。まったく、無いと思います。
感謝の気持ちが持てない、人として尊敬、信頼、信用できない、
足を引っ張り、罵りあい、引きずり落ち合う、貶めあうような場合は、特に。

目には見えない家族や血の縁は無くならない、切れないけれど、
目には見えない家族や血の縁に踊らされる必要は、無いと思うのです。
精神的に、「他人と同じ感覚」で見定める、見切る必要もあると思います。
これは、誰の為でもない、自分のためであり、相手のためではないかと。

「家族なんだから」という言葉で誤魔化して言いたい放題我侭受け止め、
言うなりでお金をあげて、守って庇って甘やかすだけが身内ではない。
時には、突き放すことも愛だと思います。
いけないことは、いけない、犯罪は犯罪だと、
人として、してはならないこと、やってはならないことを
本気で説かなくては、あいてには、伝わらないと思うのです。
そして、言ってもわからないような場合は、
わからせるような状況に持っていくしかないのだと思います。
自分で考えさせる。現実をわからせる。
ほんとうに、困れば、本気になって必死になって考え、
誰にもどうにもしてもらえないと観念すれば、自分で動くしかありません。

「家族」は「夢」や「憧れ」、そんな生易しいものではなく、
「互いの傷をなめあい慰めあい隠しあい、都合の悪いことは
 消すことが出来る隔離された秘密の洞窟」でもありません。
「現実」です。「幻想」では無いのです。

ラストは、妹はつめが甘かったと思う。
あれでは、姉は一生、妹にすがり続け甘え脅迫していくように思う。
つけいられるすきはありありで、今後も、いいように振り回される可能性、大。

妹が、姉から執拗に脅されようと、殴られようと、決して同情せず、
どんなに頼まれても一円たりとも仕送りすることなく、
ストーカーされれば毅然と警察に通報するなど一貫した態度で接し、
一緒に暮らしたりなど、もってのほかで、一切連絡とることなく、
一生離れたままで姉への執念だけで漫画が描けるのであれば
妹は、その才能は、ほんものだと思う。

しかし、離れて暮らすことなく、目と鼻の先で互いに警戒しつつ探りあい、
姉への復讐や怒りの気持ちがなければ、面白い漫画が描けない
=姉を付け回し観察し、つかず離れず執着し続けることで描ける
のであれば、結局、それは「才能」なのではなく
「お互い様(相互補助関係)」なのだと思う。
双方が互いの弱みに付け込んで寄生して生きているだけ、ということになる。
逆にそれを利用して打算的に生きていく、という方法もあると思うが
かなりの割り切りができなければ、
どちらか弱いほうが強い方に引きずられ飲み込まれると思う。

姉は、基本的に、自分のことしか、考えていない。
自分のためなら、何でも、する。
使えるものなら、何でも、使う。
色気も肉体も晒すし、刃物も平気で、ちらつかせる。
痛くも痒くも、なんとも、ない。
そして、用がなくなれば、使えなくなれば、矛先を変えるだけ。
それが家族や妹だった、というだけに、過ぎない。
最終的に、姉が問題なのでは、無い。
妹の、姉への精神的な距離感が問題だろう。

姉のキャラクターは面白可笑しく大袈裟に描かれているが、
どこかしら本質が同じような人は、意外といたりするような気がする。
渡る世間は鬼ばっかり?(苦笑;)

「自立する(精神的に)」ことって、すごく、すごく、
すごーーーーく、むずかしい。

「家族」であれば、なおのこと。

自分は、自立。できているだろうか・・・。
こちらも、やっぱり、見につまされる映画でしたねえ。

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