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2010/04/11

マーブル姫、ありがとう。

ペット、動物、生き物を飼う、ということは。
ペットも既に家族と同じであり。
同じ重さ、尊さの、大切な命であり。

生まれたばかりの命を育てる、養っていくということは
それはそれは大変だけれど、育てる責任として面倒を見つつ、
子はやがて大人になり子を宿し産み育て養いながら親になる。
癒し癒され、甘え甘えられ、慰め慰められつつ、
持ちつ持たれつ、支えあっていたりする。

そして、命を育てることの責任の最後には、

「病」「老」「死」

命の最後を見届ける、見送ることが確実に待っている。
これは命あるものの宿命であり、
決して避けて通れない、逃れられないこと。

オーナーが、胃カメラだ、内視鏡検査だとバタバタしていた矢先。
オーナーの飼い猫、マーブル姫ちゃん、
つい数日前に「なんか、最近、よく吐くな」
「大人しいな」 「寝てばかりいるな」
と思ったオーナーがひょいと体を持ち上げてみたら、

異様に軽かった。これは何か、絶対、おかしい!!

急いでかかりつけの獣医さんに連れて行き、緊急入院。
調べたところ、1キロほど体重が落ちている。
(人間で言うと、10キロほど落ちてることになる)
そして、レントゲンの結果、お腹に何か出来ている模様。

「もう、マーブル姫、駄目かもしれない・・・」
とオーナーから事情を聞かされたときは、
まぶたが熱くなって、さらさらと涙が零れてしまった。

「ちてなみたい」とオーナーが言ってた、マーブル姫。
「わがままでおてんばで好き勝手し放題。かまってくれないと
 ぎゃあぎゃあ喚き、そのくせ誰かいないと寂しがる甘えん坊。
 我が家のお姫様」
とオーナーが可愛がってたマーブル姫。

オーナーに電話すると、しょっちゅう、電話口にきて
「にゃあ~にゃあ~ん」挨拶(?)してくれた、マーブル姫。
オーナーにとってみれば、妹のような存在だったかもしれない。
なんだかんだオーナーがいつも獣医さんに連れて行き、
ブラッシングし、お風呂にいれていた、大切な、家族の一員。

退院の日、ちてなもオーナに付き添って
一緒に獣医さんに行ってひきとってきました。

獣医さんの話では、
全身麻酔でお腹をあけてみたところ、
すい臓部分、リンパ線に腫瘍ができていた。
しかももうあちこちに転移していた。急性だったのだろうと。
腫瘍はそのままでお腹はとじられた。
一部切り取って検査にまわしたので、
ガンかどうかなどは、後日詳しい結果がでる。

いずれにしても、
恐らく、もう食べられないだろうと。
(どうしても吐いてしまう=栄養が摂取できない)
もって、今月いっぱいと言われてしまいました。

車の後部座席で、バッグから出して、ちてなが抱っこした。
酷く痩せて、背骨がでてて痛々しい。
少し鳴いて、窓の外を見たけど、
すぐに、抱いている腕に顔を乗せて静かに目を瞑ってしまった。
軽い、はかない、温かい、重い、命。

そのまま、オーナーのお家へ。
親御さんにも挨拶して、一緒にお家へ。
マーブル姫は、尻尾を振りながら、ゆっくり
居間の炬燵周りを行き来し、水を飲んだ。
それから、2階に上がる階段を昇ろうとして上がれなくて、
お父さんに抱っこしてあげてもらってから、
お父さんお母さんの寝室のベッド脇へ。
お母さんが日当たりがいいからと、窓を開けてあげる。
マーブル姫ちゃんは、日に当たって、くーくー寝てしまった。

これから、食べれなくて、食べても吐いたりして苦しくて
きっと本人は、これからが、ほんとうに猛烈に辛いよね。
だけど、マーブル姫なりに、最後まで
最後の時が来るまで、本能として生きていくことを思うと、

「マーブル姫、お前、最後まで、大丈夫だから、
 この御家で、精一杯生きな。皆いるからね。
 安心して、(寿命を)まっとうしな。もう何も心配いらないよ」

思いました。

既に、今夜、もう、ご飯は食べ(ることができ)なかったマーブル姫。
「もう今週いっぱいも、無理かもしれない。
 なるたけ、本人の意思(動きたいほう、行きたい方に行かせる)にさせる」
とオーナー。

いつか、オーナーと、マーブル姫と、3人で過ごしてみたいと思ってた。
マーブル姫と、実際にわたしが過ごした時間は、とても短いけれど。
オーナーと、オーナーのご家族皆さんは、10年以上、
苦しいことも楽しいことも一緒の時間を過ごしてきたわけで、
わたしにとっても、大切な存在でした。

今日、抱っこしたマーブル姫のぬくもり。
最後、日に当たりながら寝ている姿を、目に焼き付けて。
マーブル姫、オーナー(&ご家族皆様)と過ごした、あたたかで、
穏やかだった、かけがえの無い時間を、どうも、ありがとう。

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